みやざわピアノ教室

愛知県安城市のピアノ教室です。 お知らせや、毎日のレッスンの様子などを綴っています。 Facebookやインスタでもレッスンの様子をつづっていますが、少し長めの文章や、残しておきたい内容などはこちらに書いています。 ホームページできました! こちら⇒https://miyazawa-piano.jimdofree.com

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曲の紹介

生徒さんと一緒にアナリーゼしました。

写真の楽譜は、古~く黄ばんだ、私の♪

ブルグミュラー6番「進歩」

まず調性から。

調号をみると、なにもないので、ハ長調かイ短調だと分かります。

どちらだと思う?と聞いてみると、

「うーん、、両方・・?」

との答え。

えー!す、するどいっ!

解説をすると、出だしは明るくハ長調です。

まさに、ハ長調の音階ですもんね。

なので、これは「ハ長調の曲」となります。
(ハ長調イ短調、両方の曲、ではありません。念のため)

でも、中間部(9小節目~)になると、イ短調の響きに変わります。

9小節目の、左手の「ラド」と、右手の「ドーミ、ラード、ミーラ」を一度に弾いてみると、ラドミの和音になります。これは、イ短調のⅠの和音です。

また、13~15小節目では、臨時記号で、ファとソにシャープが使われています。

これはまさに、イ短調の『旋律的短音階』の上行形ですね!

普段、音階の練習をしている生徒さんなので、分かってもらえました♪

で、ダカーポで最初に戻って、ハ長調で終わる。

全体をザックリ見ると、ハ長調の曲だけど、途中、イ短調になるんですね。

中間部で変化が起こる、よくありがちなパターンです(^-^)

さて、少し中身を見てみます。

はじめは、右手と左手が仲良く並んで音階を上がっていきます。

少しなだらかに下降して、また上がっていきます。

ここは、何を表しているのかな?

IMG_20180423_091629


あくまで想像なので、答えがある訳ではないので、自由に考えてごらん。
といったら、
「坂道を登っている感じ」
と教えてくれました。

そうだね!音も上がっているもんね。

ちなみに、私は階段をかけ上がっている感じかなと思いました。

さて、イ短調の中間部。ここはどんな感じなのか。

「転ばないように気をつけている感じ」

と教えてくれました。

なるほど~。短調の響きと、ッターラ、ッターラ、のリズムの危うさから、そう受け止めたのか。

面白い!

IMG_20180423_091721

右手と左手が交互に、ッターラ、ッターラと掛け合います。
しかも、フォルテで、アクセント付けて。
どんな場面なんでしょうね。
各自イメージしてみましょう。

最後は、調性も元に戻って、元気よくハ長調で、この曲の一番の特徴的な音形である「両手そろった音階」で終わります。最後は、かっこよく広がって終わります。

全体的に明るく、はずんだ感じで、特に感情を込めて歌うところも無いし(悲しみや憂いなどはどこにも感じられない)、一定のテンポで(もちろん転ばず)楽しく弾き通すことがポイントかな。

進歩。

ベルトコンベアーで運ばれてゆくような曲だという解説も読んだことがありますが、確かに、、、そう捉えて弾いてみても面白いです♪

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ブルグミュラー25番練習曲の中の、10番『やさしい花』を、簡単に楽曲分析してみます。

全体像をみてみると、まず、調はニ長調で、非常に明るく透き通った曲調。

テンポはモデラート(中くらいの速さ)。

優雅なメロディーの中に、ターラッ、ターラッ、ターラッ、ターラッ、という軽快なモチーフが曲全体にたくさん出てきて、リズミカルな印象。

構成は、A-B-Aの、分かり易い三部形式。


次に、細かいところをみてみると、まず、最初の出だしのAの部分。

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これが、とっても素敵。

最初の2小節は、軽快に上がってゆき、ファミドララ~♪と声をかけると、次の2小節は、一気に高い音に飛んでから下降して、同じくファミドララ~♪と返す。

ここ、すっごく素敵じゃないですか!

息の合う2人が会話しているような・・・。(*´∇`*)

しかも、この高い♯ファの音は、この曲全体を通して一番高い音です。

なので、曲全体の中でも、特に気持ちを込める音なのです。

一般に、高い音に上がるほど緊張感が高まりますので、ここは、なんと出だしから一気に気持ちが高まって、ファミドララ~♪につながっていることを意識して弾きましょう。

次に、そのAのシメは、こんな風になっています。

image


これがまた素敵なんですよ~。

6度と3度のハーモニーの掛け合いが、ため息が出るほど綺麗です。

6度とか3度、というのは、2つの音の幅。

ドとド、同じ音の場合、1度といいます。
ドとミだったら、ドレミと3つあるので、3度といいます。
ドとラが、6度です。

付箋に書きましたが、右手と左手の音が、6度になったり3度になったりしながら移動していくところが、とても優雅で綺麗なので、是非、このハーモニーの移り変わりを感じながら、弾いてください。

最後の和音、(下からレ、♯ファ、レ)は、3度と6度の両方ですね。

レ~♯ファが3度。
♯ファ~レが6度になっています。

ちなみに、最初に説明した、この曲一番高い音への跳躍も見てください。

ラから、♯ファに飛んでいますが、これも、6度です。

3度と6度、よく使われていますね。


次に、Bの部分ですが、ここは、分かり易い掛け合いですね。

右手のメロディーに、左手の合いの手が入っていて、ここも会話しているようなところです。

なにか、楽しく話し合っているような感じ。

「なにして遊ぶ?」

「そうだねぇ・・。ブランコはどう?」

「いいね。誰々ちゃんも呼ばない?」

「そうしよう!」

というような・・・。

そして、最後に、Aが戻ってきます。

きれいなハーモニーをつづって終わります。

曲名が「やさしい花」なので、主人公は花なんですよね。

なので私のこの曲に持ったイメージは、澄み渡る青空の下、コスモスか何かの可愛い花同士が会話しているようなイメージを持ちました。どうかな??(*^∇^*)エヘヘ


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9月24日(土)のNHK『らららクラシック』で、ブルクミュラー25の練習曲が取り上げられていました!

いや~、佐藤卓史さんの演奏、素晴らしかったですねぇ・・・

中でも、アラベスク。

あえて、最後のジャーンの和音は、控え目な大人の終わり方でした。

盛り上がってジャーン!で聴き慣れているので、「あれ??」という終わり方でしたが、 中身が濃かったですから、かえって余韻を残した、とても素敵な演奏でした。

それにしても、ブルクミュラーの25曲の練習曲は、どれも心に残るものばかり。

それは、ブルクミュラーが、当時のロマン派のショパンやリストのような、感情をのせたドラマ性のある音楽を、ピアノの初心者でも弾けるように、子どもでも弾けるように、少ない音で作ってくれたからなんですね。

ブルクミュラーは、初心者を指導するようになったので、この練習曲集ができたのですが、それが今日こんなにメジャーになっていると知ったら、ブルクミュラーさんは驚くでしょうね!

日本では、ピアノ学習者のほぼ全てが通る道ですから。

みんなも頑張ろう!

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毎週、『らららクラシック』という番組を録画して、1人の時間ができた時に見ています。

9月17日(土)の回では、サティの『ジムノペディ』が取り上げられていました。

変わり者といわれるサティだけど、もともとは真面目な青年で、音楽家のエリートコース、パリ音楽院に入学。

ところが、クラシック音楽の重苦しさ(?)に馴染めず、出てしまったそうで、、、、

その後、酒場に自分の居場所を見つけ、そこで演奏するために作った『ジムノペディ』の特徴などについて、番組で取り上げられていました。

なんとも宙に浮いたような、ふわふわした音楽。

ドラマ性もなく、終わりも見えない。

でも、耳に心地よい。

自然に、そこにある音楽を目指したのでは、、、、ということでした。

『家具の音楽』というのも、おもしろいですよね!

出演者がコメントしていましたが、まさに「感情やストーリーを強制してこない」音楽。

そういう自由な感じが、私も、すっごく好きなんです。

「こうであるべき」という、べきがない。

聴くのも、弾くのも、気楽にできる。

それでもって、おしゃれな感じとか、風変わりな感じとか、独特の雰囲気があって、楽しい。

最後に、出演者が、サティの作ったメロディーを、わざと、ところどころ音を落として演奏していたけれど、そんな風に自由に遊んでも、サティは怒らないし、眼鏡の奥でかすかに微笑んで、さらっと流してくれそう。

このジムノペディ第1番は、とても有名でおしゃれな響きなのにも関わらず、弾くのは難しくないので、大人の初心者の方にお勧めの1曲です。

『らららクラシック』は、毎回、有名な曲を1つ取り上げて、わかりやすく解説してくれる番組です。

音楽に対する身近な質問に答えるコーナーもあって、クラシック初心者の方にも、玄人の方にも、お勧めですよ~♪♪


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安城市民会館サルビアホールで、1時間、楽しんできました~♪

誰もいないホール。

でもやっぱりステージにあがると緊張するね。

広い空間にポツンとピアノ。

普段、狭いところで弾いているので、こういう広々とした空間にいるだけで、妙に緊張してしまうのでした・・・。

たくさんの人が弾いたと思われるピアノ。

鍵盤の真ん中あたりが、汗や汚れで、少し黒く色づいていました。

でもタッチは軽く、音も丸く、素敵なコンサートピアノ。

あっという間の1時間でしたが、ホールに広がる響きを1人で楽しめて、贅沢な時間でした。

例によって、指がなじむまでに1時間。

タッチに慣れてきたところで、時間終了。

やっぱり2時間にしておけば良かったなぁ~と後悔しながら、後半の30分で、ちょこっと録音してみました。

音の強弱が思い通りに出せず、ところどころ転んだりしていて、やっぱり雑な演奏だけど、撮り直しもできなかったので、1発勝負となったこの演奏を、宜しければお聴き下さい。

客席が入るように左側から撮ったので、ステージで弾く雰囲気も分かるかと思います♪

ただし、安いデジカメで撮ったので、画像も音も良くないです。

すみません。 

会場ステージには、集音マイクが吊り下げられてあり、別料金で録音してもらえたそうなんだけど、知らなかったし、まぁいいやと・・・。 



今度のステップは、こういう大きいホールにしようかな??
 
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